パソコンの中で一番壊れやすい部分は間違いなくHDDです

これだけ壊れる確率が高い部品なのでHDDは消耗品と考えても良いくらいだと思います

皆さんは定期的にデータのバックアップを取られているとは思いますが

恐らくバックアップを取っていないときに限ってPCは壊れるのです!

最近あまり聞かれなくなったのですが「マーフィーの法則」に則ってますネ

そして、パソコンが起動しない場合にはHDDに格納されているDATAを何とか見えるような形

にしなければならないのですが、その第一歩がPC分解作業となります

デスクトップPCの場合の分解は比較的簡単なのですが、

ノートパソコンは小さく作られている分、作業がしにくいものです

ここでは分解が面倒なノートパソコンを例に分解の手順を説明してみたいと思います

データ復旧26分解対象は東芝製ノートパソコンDynabook T554

CPUにはCorei3を搭載

メモリーは4GB

HDDの容量は1TB

OSはWindows8 64bit

Windows10へのアップグレードもメーカーが追認している

今でも贅沢なWindowsパソコンです

それではこのパソコンを分解してみましょう

DELL・HPやLenovoなど外資系のパソコンはネジ1本でHDDの取り外しが出来

メンテナンスがし易いパソコンですが、Toshibaのこのタイプは意外とネジの数が多く分解が面倒です

ここで知らないと分解できないことですが、このタイプはDVD装置を外さないと分解出来ません

データ復旧21

 

ドライバーで示したネジがDVDを止めているネジです

このネジ外せばDVDをパソコン本体から引き抜くことが出来ます

その他

メモリーが実装されている部分にもネジが2本あるので

忘れずに外しましょう

分解は下記の写真のように赤枠○で囲ったネジを外すだけです

データ復旧

このPCはネジのサイズが統一されているので、組み立ての際にも迷うことなく組み立てられ安心ですね

データ復旧15

念のためネジの場所が後から分かるように

紙の上に外したネジをパソコンと同じ位置に

置いておくと後からも分かり易いと思います

この写真では先に外したDVDとメモリー部分のネジが

別に置いてあるのでネジの数が合っていませんが

10本+5本(DVD2本、メモリー部3本)の合計15本となります

分解の為に取り外すネジは以上です

上下プラスチックの筐体にあるつめの位置を軽くこじれば、これでパソコン底板を外すことができます

データ復旧02HDDは写真のようにACアダプターの隣に位置しております

 

 

 

 

 

ここでHDDを取り外すのですが、HDDを取り囲むようにゴムブッシュが嵌め込まれており

データ復旧03この間にLANのフレキシブルケーブルが通っているので

先に外しておきます

これでHDDのゴムブッシュを上へ持ち上げて

HDDコネクターを引き抜く方向へスライドさせれば

HDDを外すことが出来ます

 

データ復旧06分解は以上で終了です

Toshiba のパソコンは分解に少し癖がありますが、

爪のひっかりが浅いので底板を外しやすいと思われます

他メーカーの場合この爪がしっかりと固定されていることが多く

構造を理解しないと爪を破損させる恐れがあるので注意が必要です